朝晩が涼しくなってきた晩秋、田舎に行って道の駅によったりすると、たまーにネットに何匹か入って売っているのを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
場所によっては、泥まみれになって道路を這う大きなカニを見た事があると思いますが、大体ほぼほぼその正体はモクズガニです。
モクズガニといえば大きな川ガニとして有名ですが、名前は知ってるけど見た事あるかなー?な方や、食べたことがない方向けに、今回はモクズガニについて解説します!
モクズガニとは
モクズガニは、体長7-8cm、重さは約180g程度の夜行性のカニで、主に川に生息しています。なんといってもその最大の特徴はオス、メスともハサミに大量の毛が生えていることです。このことから英名ではMitten Crab(ミトン クラブ)と言われます。ただし、毛量について言えばオスのほうが圧倒的に多いため、パッと見てオスかメスかの判断がつきます。
日本では、北海道、沖縄を含むほぼ全域に生息しており、呼び名は地方によって異なり、山太郎ガニ(宮崎県)、ズガニ(静岡県や鳥取県)、単にカワガニ(徳島県)と呼ぶこともあります。ハサミに毛が生えていることから「毛ガニ」と呼ぶ地方(徳島県や広島県)もありますが、主に北海道の海で揚がる毛ガニとは全く別物になります。
夜行性とはいえ、敵を見つけた時の動きは大変活発で、見た目とは裏腹、動きは機敏で、捕まえようとしてハサミに挟まれると一発で出血するほどの力を持っているので要注意です!
モズクガニとの違いは?
それは例外なくモクズガニ(本種)のことです。。
ハサミに生えている毛について、藻がついているように見えることからモズクガニと呼んでしまって勘違いされているのでしょう。
この勘違いは老若男女、誰でも見受けられますね。
実は上海ガニとほぼ同じ!
そんなモクズガニですが、実は中国で高級食材として有名な上海ガニと非常に近縁な種になります。なんなら一緒なのではないかと思うぐらい、姿かたちそっくりですが、分類からすると若干違うようです。(一番下に位置する種が違う)
ちなみに、中国(やはり上海です)で上海ガニを食べようと思えば一杯あたり6,000円-10,000円するようなので、中国では本当に高級食材として提供されているようです。
とはいえ、提供される料理は違えど、ほぼほぼ同じと思って頂いて間違いありませんので、上海ガニを食べてみたいと思われるのであれば、まずはモクズガニを食べてみましょう。
モクズガニはどんな味?
モクズガニは秋ごろに産卵を控え、旬を迎えるため、秋の風物詩とも呼ぶ地方(山形県)もあります。美味しく食べるには、
モクズガニを美味しく食べるには
モクズガニの調理方法
モクズガニ、生の刺身は美味しい?
ほとんどの個体で、寄生虫がいるため生で食べるのはNGです。
モクズガニの旬は?
モクズガニの捕まえ方
モクズガニを飼育したい